2021/09/10

冬に歯磨きしたり、洗顔するときに水が冷たくて感じるので、温水器をつけてみました。
つけたのはLIXILの ほっとエクスプレス 即湯システム EG-2S3というものです。我が家の場合給湯器からの配管が長いこともあり、数十秒まってからやっと温水が出る状況でした。それを解消しようと思いつけてみることにしました。
機種選定
カタログから仕組みを抜粋。中のタンクにある湯と配管内の水を混合し適温で給湯する仕組みです。温水器単体で動くのではなく、給湯器と組み合わせ、湯待ちを解消します。タンク内の80℃の湯と、配管内の水を混合し、38℃のちょうどいい加減の湯が出るというものです。

設置前チェックから配管長さを割り出し、2LタイプEG-2S3を選択しました。お湯が出始めるまでおおよそ55秒かかりました。

設置する場所は、洗面化粧台のため、排水器具EFH-6KがセットとなったEGK-2Sにしました。湯を沸かす際に膨張水がでるため、必ず排水器具が必要になるようです。

カタログから仕様表を抜粋。

カタログから商品図を抜粋。

コンセント増設
洗面化粧台の下にコンセントは無いので、新たに増設しました。洗面化粧台の裏にコンセントがあったので、その回路を分岐しました。設置極付きタイプ(三又コンセント)が必要です。

チェックして問題無いことが確認できました。※コンセントの作成は電気工事士の資格が必要です。

コンセントは右側面に固定。

取付
排水器具を交換し、本体を仮置きしてみました。結構高さがありますね。

付属の固定金具、固定バンドを取り付けし本体を固定します。洗面化粧台の床に置けば下の金具は不要なのでは?と思いましたが、説明書によると水抜き操作のためスペース確保で床から浮かすようです。

本体固定後に配管を取り付けました。30cmのステンレスフレキ管はお湯出口側に、60cmのものはお湯入口側に接続しました。接続口はG1/2です。他にG1/2のニップルが必要です。

膨張水ホース、排水ホースを取り付けて完成です。排水、給水、給湯全て水漏れが無い事を確認しました。通電させるとスイッチがオレンジ点灯します。沸きあがり時間25分なので、待った後にお湯が出ることを確認しました。後からわかったのですが、スイッチオンでも沸かしている最中のみランプが点灯で、普段は消灯しています。

デザインも良い感じですね。

電気代チェック
電気の使用量を測定してみました。測定はエコワットで1週間(168時間)の記録です。季節は2月末から3月初旬。雪が降ったり、外気温は氷点下になった日もありました。主な利用としては洗顔、歯磨き、手洗いです。

一週間の消費電力 (実測) | 1ヶ月の消費電力 (予測) | 1年の消費電力 (予測) | 1年の電気代 (1kWh36円) | |
---|---|---|---|---|
即湯システム | 4.71kWh | 20.2kWh | 246kWh | 8,841円 |
1kWh36円の計算で、1日あたり24円ぐらいでしょうか。冬の一か月で約20kWhの消費電力、7~800円くらいで収まりそうです。ただしこの測定値は、利用頻度、利用者の人数、外気温によりかなり変動しそうなのであくまで参考としてください。夏はもっと少なくなると思います(夏は電源オフでも良いかも)。
まとめ
- お湯がでるまで1分が3秒に!すぐにお湯がでるので、非常に快適となった。特に冬場の歯磨きで知覚過敏でしっかりうがいできていなかったのが、時間をかけてうがいできるようになった。
- 湯待ちの間の水道代も節約できている。
- 給湯器のスイッチをオフの状況でも、タンク内のお湯が出るので便利。
- 電気代は、冬の1か月で700-800円位。快適さを考えれば安いもの。
- かかった費用 本体:EGK-2S 36,000円、コンセント・VVFケーブル 1,000円、配管(ステンレスフレキ管30cm,60cm,ニップル) 1,500円 合計38,500円