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もがみの地上絵!楯っ子田んぼアート2019 山形県最上町

time 更新日:  time 公開日:2019/07/16

もがみの地上絵!楯っ子田んぼアート2019  山形県最上町

山形県の最上町にて、田んぼアートを見てきました。見るのは昨年に続き2回目。

楯っ子田んぼアートとは?

楯っ子田んぼアートは、楯っ子田んぼアート実行委員会が実施しております。
(注)旧月楯小学校区(月楯・萱場集落)の子どもたちのことを「楯っ子」といいます。
田んぼアートは平成26年度から実施されており、今年(平成31年)度で6回目となります。実行委員会のなかに実働の3プロジェクト(企画・総合、設計・測量、栽培・管理)を編成し、過去4年間の経験から工夫やアイディアを出し合い、よりよい企画となるようにデザイン画と設計図の作成、育苗、田越し・代かき、杭打ち作業などのすべての作業を旧月楯小学校区の住民の手で行ってきました。
今年度は「弁慶・義経」のデザインになりました。
 
これまで学校と地域とが協働し、苗の成長とともに成長し続ける楯っ子田んぼアートは下記のような趣旨で実施してきました。旧月楯小学校区における「協働」に力点を置いていること、また、観覧場所が旧小学校の展望室であることが特徴です。

出典 最上町

実行委員会のWEBサイト

↓↓↓ 昨年(平成30年)の作品はこちら ↓↓↓

4階展望台には、過去の田んぼアートと共に、計画図が展示されていました。

今年のデザインは「弁慶と牛若丸」です。

計画図。遠近法を駆使し、だまし絵のように描かれております。過去5回の作品と比べ、今年の大きな特徴は、左の田んぼに大きくデザインされた弁慶です。今までは右の田んぼに大きく描かれていましたが、今年は左右両方に描かれています。そのため、イラスト自体が大きく、見ごたえのある作品に。豪傑といわれている弁慶の表情と、牛若丸の躍動感が見事!

稲の品種とおもな使用箇所

品種おもな使用箇所
ゆきあそび牛若丸の羽衣
紅あそび牛若丸の着物
黄大黒顔、手、文字
紫大黒輪郭、弁慶の衣
あかねあそび朱色なぎなたの柄
はえぬき背景

見に行った日は、あいにくの雨模様。しかしながら、さえぎる霧雨越しにみてもこの出来映えの良さ!ゆきあそびのホワイトと紫大黒のブラックの強烈なコントラスト。そして、イラスト全体を引き立てるはえぬきのグリーン。見事な配色ですね。

弁慶。目、髭、鼻といった細かなパーツが描いたようにくっきりきれいに表現されています。

牛若丸。攻撃をひらりとかわすシーンでしょうか。弁慶のゴツさに対して、牛若丸の軽快さの構図が面白いですね。

実行委員会のWEBサイトでは、作成の途中経過が紹介されてました。このクオリティの高さの裏側にはこういった、ち密な作業の積み重ねがあるんですね。企画グループ、設計グループ、栽培グループが一丸となっての取り組みが見て取れます。

展望台に上る階段に飾られた、過去5回の作品。

近くには、義経伝説が語り継がれている瀬見温泉が。せっかくなので、足を運んでみました。ちなみに「牛若丸」って「源義経」の幼名なんだって。初めて知りました。仙台藩の初代藩主、伊達政宗の幼名が、梵天丸(ぼんてんまる)っていったように昔の習慣だったみたい。

欄干に弁慶の模様。切り絵風でおしゃれ。

のどかな田園風景の一角に地上絵の如く描かれた田んぼアート。稲の生育状況によって、見え方が違ってくるのも楽しめそうです。「楯っ子田んぼアート」一見の価値ありです!

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木工で日用品を作ったり、懐中電灯を改造したりしてます。まだまだ素人ですがどうぞよろしく。



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