2021/09/10
火星が接近しているとのニュースが流れていたので、どれくらい近いのか、そしてうちから見えるのか調べてみました。
国立天文台のWEBサイトにわかりやすく解説がありました。
すごく簡単に内容をまとめると…
- 地球や火星などの太陽系の惑星は、それぞれ異なる周期で太陽のまわりを公転している。
- 火星の内側にある地球の方が公転スピードが速く、また火星の軌道が楕円である。
- そのため、惑星同士の位置関係はいつも変化しいる。
- 地球と火星の距離が最も近くなるときのことを「最接近」といい、7月31日である。
2018年7月31日に、5,759万キロメートルの距離まで接近するそうです。って言われてもピンとこないですね。地球の大きさを物差しにしてみると、1周が約4万キロなので、地球を1440周するぐらいの距離ですね。遠い(*_*;。
最接近前後の数週間は、地球と火星はほとんど同じ方向に並んで公転しているため、2018年の夏から秋まで大きくて明るく輝く火星を夜空で楽しむことができるそうです。
観測
ベランダから早速観測してみました。
最接近の7月31日。方角は南。時刻は22:04。外は薄曇りでしたが、橙色でひときわ大きく輝く星だったのですぐにわかりました。
8月3日。方角は南東。かなり低い位置です。時刻は19:40~20:45。65分の露出撮影。マンションの上に見える一番明るい星です。この日は雲もなく綺麗に撮影できました。
時刻は21:03~22:33。90分の露出撮影。他の星と比べるとすごい明るいのがわかります。
方角は南。時刻は22:42~23:44。62分の露出撮影。ちょっと雲がでてきましたが、それでもはっきりみえました。
あとがき
火星の大接近、肉眼でもはっきり見ることができました。光の少ない山に行かなくても、住宅街の明るさで十分観察できます。秋ごろまで見えるそうなので、ぜひ御覧あれ。