2021/09/10
連休中、山形県北部鮭川村にトトロの木があるというので見てきました。
トトロの木とはどんな木?
樹齢は俗に1000年といわれ、根回り6.3m、樹高約20m、枝張り17mもある巨杉。幹が三又状に分かれており、その根元には山神様が祀られています。
出典 鮭川村行政サイト
「村内の小杉地区にある大杉」ということから、小杉の大杉という愛称で村民に親しまれてきました。
映画「となりのトトロ」のトトロに形が似ていることで有名になり、夫婦杉、縁結びの木、子宝の木とも言われ、パワースポットとしても知られます。村内で一番といってもいいほどの観光スポットであり、年齢層問わず多くの観光客が訪れます。
駐車場からの眺め。畑の真ん中に大きな木がぽつんと見えました。
木の根本に説明看板と、祠がありました。
曲川の大杉
大杉は推定樹齢1000年といわれ、根周り六.三メートル、樹高約二十メートル、枝張一七メートルあり、根元から三叉状に幹が分岐し、上部は枝が簇生する。日本海側の「ウラスギ」に属し、最上峡谷に群生する天然杉と同種のもので、神代杉とも呼ばれています。傍らには山神の小祠があるのは、この巨木を神木として信仰したことを物語る。かってこの樽山台地の周囲から縄文土器と石器が出土しました。
鮭川村教育委員会
大杉の周りには、歩道が整備されています。ぐるりと一周してみました。外観から想像すると、大きな杉が2本並んであるのかと思いきや、1つの大きな杉が3つに分かれてたんですね。
この角度からみると、ホントにトトロに見えます。「となりのトトロ」が作られたのは30年位前。「となりのトトロ」を見た地元住民が「あの木はトトロに似てるね~」なんて言ったのかな(私の勝手な妄想です)。耳のとんがり具合や、フカフカの毛皮の再現度合いは、まさに大トトロです。
見る角度によっては、耳と耳の間にもう一つ枝が伸びているのが見えます。
連休中とあって、小さな駐車場は、関東ナンバーの車であふれかえってました。
大杉からの帰り道、庭月観音にも立ち寄ってみました。正式には庭月山月蔵院と言うそうです。
仁王門。
仁王様。阿形像(あぎょうぞう)。
仁王様。吽形像(うんぎょうぞう)。
門をくぐると階段。
観音堂。
鐘撞堂(かねつきどう)。NHKゆく年くる年で放送されたこともあるそうです。看板に「3回鳴らしてから参拝しましょう。」と書いてたので、遠慮なく3回ついてきました。大きいだけあって、よく響きます。
縄文時代中期の配石遺構。
ストーンサークル。
寺の境内はさくらが満開で、ほかにも花が色どり鮮やかに咲きほこり素敵です。
鮭川村観光PR動画なんてのもありました。大久保佳代子さんが主演です。