2021/09/10
ドアパンされて、左のフェンダー部分が凹んでしまいました。よりによって、プレスラインのところにガッツリ入っているので、結構目立ちます。犯人はわからないし、そのまま乗ってました。ですが、やっぱりどうしても気になります。幅は1cm長さは3cm位の凹みです。
デントリペアという工法だと、凹んだ部分をパテ埋め塗装しなくても補修できるということが分かり、DIYで挑戦してみました。凹んだ部分を表から引っ張ったり、裏側から押して、元の形に戻す工法です。
裏側から押すのはハードルが高いので、表から引っ張るツールを購入しました。Yhooショッピングで1500円ぐらいでした。ホットボンドは既に持ってたので、付いていないタイプ選択。説明書も何もなくこのままで届きました。
使い方はYoutubeみて勉強したので、説明書は無くとも問題ないです。
引っ張り部の部品は、7つあり、凹みの形に合わせて選択可能です。楕円形を選択しました。ホットボンドを塗りつけます。
冷めないうちに、凹み部分に押し付けました。
ブリッジを取り付けて、ねじをゆっくり回していきます。だんだんと手ごたえを感じて、かなり引っ張っているなっていうのが分かります。引っ張り部の接着力が限界を超えると、「バンッ」て大きな音とともに外れました。引っ張る力が強いので、ブリッジの足場は凹まない固い部分を探す必要があります。凹みを直すのに、新たな凹みを作ることになってしまいますからね。
一回の引っ張りでは直らないので、何回か繰り返します。どれぐらい引っ張っているのか測ってみました。3-4mmぐらいは引っ張っていました。
繰り返す事8回。変化がなくなったので、これが限界のようです。凹みはだいぶ小さくなりました。途中、引っ張り部品にホットボンドを継ぎ足すのでは、接着が甘くなっているような気がしたので、ライターの火を直接当てて溶かす方法にしました。ボンドが溢れず、接着も継ぎ足すよりも良好な気がしました。
コツ
- 引っ張り部品に対して、ブリッジが直角になるような足場を探す。凹みに対して垂直に引っ張るようにする。斜めに引っ張ると外れやすい。
- 引っ張る力がかなり強いので、足場が凹むような場所は避ける。
- ホットボンドは継ぎ足さず、ライターで直接加熱し溶かした(自己責任で)。
作業前後の比較画像。完全に修復とはいきませんでしたが、凹みはかなり小さくなり、目立たなくなりました。
デントリペアの工法は、今回試したような表から引っ張る方法、もう一つは裏側から専用の金属の棒で、凹んだ部分を押す工法があるようです。さすがに裏から押す方法は、素人では難しそう。完全に治る事を期待しましたが、凹みが小さくなっただけよかったと自分に言い聞かせて、今回の修復は終了です。