2021/09/10
十数年前に買ったデータバンク。このモデルはチープカシオに分類されるのかどうかはわからないですが、買った当時はこんなに流行するとは思わなかったな…。
最近使ってたら、ウレタンのベルトがきれてしまいました。経年劣化ですね、数年で切れてしまうのもあるので、持ったほうではないでしょうか。加水分解は樹脂ベルトの宿命なんでどうしようもないです。
ベルトだけ売ってるので、交換すればよいのですが、純正品は結構高い。元が4千円しないで買ったので、とにかく安く修理したい。試してみた方法を紹介します。
ベルトは真っ二つの状態。断面が小さいので、このままでは接着は無理です。ベルトを重ねて接着する方法も考えたのですが、段差ができるし、なによりカッコ悪い。
あまり修理跡が残らないように、かつ利用するうえでの最低限の強度も備えるのではと考えた方法がこちら。切れた断面に、切れ目を入れてその間にベースとなるプラバンをいれて接着する方法です。厚さ2mmのベルトのちょうど真ん中に切れ目を入れます。カッターナイフを使い、ちょうど真ん中になるように慎重に切りました。
両方切って、骨となるプラバンを合わせてみます。プラバンは身近にあるもので、卵ケースの平らなところから2cm四方を切り出しました。薄くて、ある程度の引っ張り強度があったのでこれにしました。
ピッタリ合うように、プラバンを合わせます。
片側を接着。接着剤を付けた後に、位置合わせをしたかったので、一発勝負の瞬間接着剤ではなく、Gクリヤーという接着剤を利用しました。
もう片方も接着し、クリップで固定し、接着材が固まるのを待ちます。ばねが結構強力なので、ベルトに傷がつかないように紙を挟みました。
接着材が固まりました。イイ感じに仕上がっています。
曲げ強度も御覧の通り。極端に力を加えなければ問題なさそうです。修理跡ですが、この方法だと切れ目部分の接着剤で分かってしまいますね。それでも、補強テープを巻いたり、重ね合わせて接着する方法に比べたらだいぶ見栄えはいいと思います。
今回修理した箇所以外にも、亀裂が入っている箇所があります。そこが切れるのは時間の問題かな。次切れたら素直にベルト買うしかないな。