2021/09/10
畑のカラスよけ、猪よけに空き缶風車が効果があるとかないとか!?どれくらいの効果があるかはやってみないと分からないのですが、対策としてはお金もかからないし、すぐにできそうだったので、空き缶風車を量産し、設置してみることにしました。
空き缶風車を大量生産するためのテンプレート(ひな形)をつくってみたのでその記録記事です。こういうのって治具っていうのかな??
参考にしたのは以下のサイトです。1号機と2号機の2つ作ってみました。
材料は新たに購入せず、家にある木の端材で作成しました。空き缶風車そのものの作り方はYouTubeで覚えました。
1号機
ベニヤ板に123mm×40mmの切り抜きを作り、半径100mmのアームを取り付けました。
カッターとアームはクリップで固定。クリップとアームはねじ止めされています。
アームを回すと、半径100mmの円弧の切れ目を入れることができます。始点と終点はロックピンがあるので間違って切る過ぎるということはありません。
刃は、クリップの留める位置とカッターのだし具合で調整可能。直角の切込みに、クリップはねじ留め。
始点終点のロックピンおよび、アームの支点は、3mmのアルミ針金を切って差し込んだだけの簡易な構成。これでも十分機能は果たしました。ベニヤ板は木工接着剤で接着。
サイズ。20枚羽根の場合は、10.4mm間隔、30枚羽根の場合は6.9mm間隔としました。目印としてスケールを付けました。
裏側。切断面を斜めに面取りしました。缶の収まりが良くなります。
アームの動く構造は、アイデアとしては良かったと思うのですが、カッターの固定が、クリップなので完全に固定されてないです。そのため、切込みにブレが出てしまうところが欠点。思ってたより使い勝手が悪く、手間は結構かかったわりにはイマイチでした。
2号機
1号機で切込みにブレがでしまうので、アームを動かす構成はやめて、ひな形に沿ってカッターを動かす構造のものをつくってみました。ベニヤ板に123mm×40mmの切り抜きを作るところまでは1号機と同じです。 半径は1号機と同様に100mmとしました。
ひな形の弧に沿って、カッターを動かし切れ目を入れます。
カッターの刃が最後まで入るように、終点部分は溝をつくりました。
サイズ。
裏側。切断面は面取加工しました。缶の表面がぴったりと接するように、やすりで曲面になるように削る加工をしています。
カッターで切れ目を入れるとき、1号機より力を入れることができます。仕上がりは奇麗だし、使いやすいです。
完成品
羽根30枚仕様、キリンラガーバージョンの完成品です。2号機を用いて作りました。
ビール缶が多いです。風車にしたときに見た目どうかなっていう視点で、ビールを選ぶようになりました。
あとがき
- 350ml専用の空き缶風車作成テンプレート。
- 1号機より、2号機のほうが使いやすい。
- いままで7つほど作成。
- テンプレートがあると作業スピードが大幅にアップ。慣れてしまえば1つ30分ぐらいで完成する。
- 大量生産するには必須。
- 畑のカラス除け、猪よけに効くかどうかはこれから。
- たくさん連結させると、カラカラとかなり音がする。
- 20枚羽根、30枚羽根両方作ってみたが、30枚羽根のほうが少ない風で回り始める。