2021/09/10
10年以上前に作ったライト。当時、ナショナルFF-115CをLumileds LUXEON 1WでLED化しました。
現在の1W型LEDと比べると、どうしても暗く感じます。高効率なLEDで作り直してみました。
以前の作品。
作成
昇圧定電流回路で作り直してみます。部品を取り外し、バラします。LED以外の昇圧回路部品は全て再利用します
LEDはセミパワーのSMDを6直列構成とします。カット基盤を7mm四方にカット、パターンを作りました。
直方体となるように、裏側を面取りしました。
利用したLEDはOSRAMのSBLMA2.EMを6つ。
- Vf:2.89V
- If:65mA
- 光束:30.4lm
- サイズ 長さ:2mm 幅:1.55mm
6つのLEDをはんだづけ。フライパンリフローでやってみました。組み立てた時に6直列になるように配置します。
組み立て途中。
組み立て完了。内部はエポキシ樹脂を充填し固めました。
昇圧の仕組みは、以前の回路(ブロッキング発振回路)をそのまま流用。ジュールシーフとも呼ばれる回路です。定電流とするために、トランジスタ2SC1815GRと電流制限抵抗15Ωを追加しています。40mAの定電流としたかったので、0.6V/0.04A=15Ωという計算式となります。ここで急に出てきた0.6Vはトランジスタのベースエミッタ間電圧(VBE)となります。
昇圧回路に取り付けて試験。LEDの電流は45mAぐらいで落ち着きました。電圧は17Vぐらいでした。
本体に仮にとりつけてみます。まあまあの明るさ。
回路部分にカバーをつけてみます。アルミ板を円錐台になるようにカット。
カバーをつけて、LEDを接着し固定して完成です。
リフレクタに反射するように、ちょうどよい位置を調整しました。
点灯
以前の作品。
今回作ったもの。2-3倍明るくなったし、色味もいい感じ。