2021/09/10
2007年頃作成した過去作品の紹介です。電球型のミニマグライトを7LED化してみました。今はラインナップとしてLEDタイプのものが販売されていますが、これは当時主流だった電球タイプのものをLEDに改造した物です。
※電球タイプのマグライトは公式サイトに”白熱球採用商品”としてまだ載ってますが、もう販売はされてないかも!?
マグライトはどのタイプも1貫したデザインと、持ちやすい形、金属ボディーで丈夫なので、お気に入りのライトです。こちらは迷彩カラー。家電量販店で見つけて、衝動買いしました。現行のデジタルカモフラージュとは模様が違ってますね。
作り方
5mm砲弾型LEDを7つ直列に接続し、昇圧定電流回路を作りました。電池2本から点灯電圧を得るために、ブロッキング発振回路を組み込んでいます。ライトの中に点灯スイッチ用の部品が入っており、大きさがおおよそ直径14mm×高さ11mmです。作成するDC-DCコンバータはこれと同じ大きさにすることで本体は無改造で、スイッチもひねってONにする仕組みをそのまま流用できます。配置をうまく考えながらサイズに収まるようにはんだ付けして、プラバンで作った型ににはめ込みます。仕上げは、2液混合型のエポキシ系接着剤を充填して固めました。LEDを取り付ける上部側にはピンがささるような端子、底には電池のプラスが接触する端子、側面上にはボディから電池のマイナスが接触する端子を付けてます。
電流制限抵抗算出(20mA定電流で算出) 0.6V/0.02A=30Ω
設計したとおりに動作していると仮定すると、3.6V×7=25.2Vとなり、結構な電圧になります。注意点としてはLEDを接続しない無負荷の状態で電源を接続してしまうと、高い電圧がかかり、その後LEDを接続すると壊れてしまいます。必ずLEDを付けてから電源を入れましょう。
使用したLED
日亜化学工業 NSPW500CS×7本 Vf:3.6V If:20mA 輝度:18000mcd 指向角:15°
部品全体
オリジナルの点灯部品と、DC-DCコンバータの比較。上部にLED取り付け用の端子を付けました。
LEDが7つなので、ちょうど6角形に配置できました。
何のLEDを使ったか記載しました。同じような改造をいくつもしているので、分からなくならないようにしてます。
リフレクタをLEDに合わせてぴったりと削りました。
点灯部分取り付け状態。
点灯
1.8mの位置で壁のカレンダーを照らしてみました。ちょっと青白い色が特徴ですね。
マグライトシリーズの改造はこちら