2021/09/10
気仙沼市にある標高711mの徳仙丈山。“とくせんじょうさん”と読むそうです。この時期になると山全体がつつじに覆われる名山と聞いて、行ってきました。
登山口は北の気仙沼側と、南の本吉側と2つあり、気仙沼側から登りました。
気仙沼駅から臨時バスが出ていました。結構乗る人が多いです。
気仙沼側登山口。まず驚いたのは、つつじの大きさです。人と比べるとわかるのですが、2mは優に超えるつつじの高さです。庭木で見るつつじはせいぜい1mちょっとですからね。
登山口から第一展望台の間のつつじ坂です。なだらかな坂をサクサク登ります。
第一展望台から北側方向を撮影。風力発電機が4基見えます。
第一展望台から南東方向を撮影。本吉側の海岸線が見えます。一面に赤い絨毯が敷かれているよう。
第一展望台から北東方向を撮影。気仙沼側の海岸線が見えます。大島に架かる気仙沼大島大橋も見えました。空の青、海の青、中間には新緑のあわい緑、そして地面にはつつじの赤。この対比が本当に見事です。
さらに進んだところで、つつじ街道の入り口に到達です。案内板がわかりやすいです。
つつじ街道。一直線に伸びる道はウッドチップが敷かれており、歩きやすかったです。つつじのトンネルですね。
十二曲り登山道入り口。ここから勾配が急になります。
登っていくと、第一展望台では同じ高さ位だった風力発電機が、下に見えるようになってきました。
山頂到着。ちょっとゆっくり目に登って、40分弱でした。登山というよりはちょっとしたハイキングです。
山頂には祠がありました。
山頂から南西方向を撮影。山頂は開けており360°の眺望があります。
花の勢いに圧倒されてしまいます。
花にも個性があるようで、こちらの花は少しピンク色です。
こちらはまだ蕾でした。日当たりの関係かな。
気仙沼大島大橋をズームで撮影してみました。アーチがはっきりと見えます。
登山口近くのいこいの広場にあったツリーハウス。
中はこんな感じでした。机や黒板があり、学校をイメージしたんでしょうか。
憩いのひろば。
駐車場でもらったパンフレット。
徳仙丈山、美しい景色に魅了されっぱなしでした。登山口にいた係の人の説明によると、このつつじは人工的に植えたものではなく、もともと山に自生していたものだそうです。下草やつたを刈る手入れをして、つつじの生育に適した環境を作ったことにより大きく成長し、山を彩るまでに鮮やかに咲くようになったとの説明でした。
人工的に整備された庭園ではなく、山に古来から自生していたつつじを、手入れすることによって綺麗に咲かせているという背景を知ることで、美しさにより深みが増すのではないでしょうか?
この素晴らしい眺めのために、手入れし山を守ってきた地域の人々には感謝ですね。