2021/09/10
2006年ごろ作った過去作品の紹介です。実家の物置に眠っていたナショナル製の単1×4本タイプのライトをLED化しました。LEDライトが主流になった今でも、このタイプの強力赤ライトはホームセンターでよく見ますね。リフレクタが大きく遠くまで光が届きます。
実家の物置で見つけたこれは、電球は切れてて、電池は液漏れし、電池の接点は漏れた液でさびており、リフレクタのメッキも剥がれており、そのままでは使えないひどい状態でした。懐中電灯に興味がなければそのままごみ箱いきだったかもしれませんが、その時は恰好の改造対象がでてきたと心がおどったものでした。
ふと気になったのが、これの製造年はいつなんだろうか…と。自分と同じくらいか。それとも年上かもしれない。カクカクして昭和レトロなデザイン、そしてナショナルブランド。プラスチックも厚くて丈夫。結構、いや相当古いけど、LED型の強力ライトとして見事復活しました。まだまだ現役で活躍してくれそうです。これからも大事に使おうと思います。
作り方
10mm砲弾型LEDを5個直列に接続し、それを5個並列に接続し、5直5パラ構成とし合計25個のLEDを使いました。電源電圧の6Vでは点灯電圧は得られないために、ブロッキング発振回路を用いた昇圧定電流回路を組みこんでいます。
LEDの数が25個と多いため1LED当たりの明るさは少し控えめになるように設計しました。1LED当たりに流れる電流は、定格の20mAより少な目の15mA程度にし、それを5ユニット並列なので、全体では75mA流れる想定です。電流制限抵抗R2は8.2Ωとしました。
R2算出 0.6V/(0.015A×5ユニット)=8Ω
LEDは5×5の正方形に配置。レンズに合わせて、丸とか6角形の配置にすればもっと見栄えがよかったかな。
DC-DCコンバータは、固定せずに空いてるスペースに配置。
細部紹介
脇についてるWIDE、BRAM切り替えは機能しません。もともとの構造は、電球部分が前後し、広角照射、スポット照射を切替えるようでした。
ナショナルのロゴ。ナショ文字と言うそうです。とってもかわいいですね。
日本製です。ネオハイトップってよく見る乾電池だけど、パナニカパックってなんだ?
電池の挿絵が昭和です。
点灯
10mm狭角のLEDを25個も使っているとこともあり、中心が非常に明るいです。1WパワーLEDのライトと同等かそれ以上に明るいかもしれません。
LEDの色が一つ一つ微妙に違いますね
比較のために、5mm砲弾型のミニLEDのライトと並べてみました。写真だとちょっと分かりずらいですが、明るさが全然違います。
比較で利用したライトはこちら