2021/09/10
以前作成したナショナルコードレス蛍光灯BF-641。
降圧で制御するものでしたが、効率のよい昇圧定電流回路に改良してみました。
LEDは日亜化学工業のNSPWR70CS-K1を12個です。雷神と呼ばれるモデル。名前に負けずに明るく高効率なLEDです。並列構造でしたが、今回の改良で6直列・2並列にします。
- 光束:18.0~21.4lm
- 指向角:80°
- 順電圧:3.1V(typ)
- 順電流:50mA
昇圧定電流に使う部品は新日本無線のDC/DCコンバーターIC、NJM2360ADを利用します。
参考にしたトランタ技術の回路図。
作成した回路。電流制限抵抗は31Ωとしました。1.25V/31Ω=0.04A(40mA)。ICの5番ピンが1.25Vに制御されるようになっています。1ユニットあたり40mAで合計80mAを想定しています。
ブレットボードで検証してみました。実際の利用環境に近い形で、充電式電池4本で試しました。2ユニットで78.8mA。1ユニットあたり39.4mAなので、ほぼ想定通りの結果です。
続いて電圧を測定。17.13Vでした。LED1つあたり、2.9Vくらいです。
利用した部品。LEDは並列12個から6直列のものを2個に変更しました。部品は購入せず、パーツケースの中のものだけで作ろうと決めていたので、電流制限抵抗が合成抵抗となっているなど、ところどころ間に合わせになっています。2次側のコンデンサは耐圧25Vの物にしました。
DC-DCコンバータを作成。
透明なプラ版を加工して、LEDの支持部品を作成。
DC-DCコンバータを取り付け。
完成。並列の以前のバージョンより明るいです。
LED1つあたり、20ルーメン弱とすると、200ルーメンくらいの明るさかな。