2021/09/10
2009年頃に作った過去作品の紹介です。雑貨屋で購入した単1電池3本で動作する電球型ランタンをLED化しました。ライト部、ランタン部の他に、オレンジ色カバーがついた部分も点灯する3wayライトです。
値段は300円くらいでした。3つの光源が上手くパッケージされており、単1の電池容量の多さと用途に応じて光を変えられる便利さもあり、実用的なライトとなりました。
作り方
電池3本の電圧4.5Vを抵抗で電流制限する方法にしました。一番シンプルで簡単な方法です。電池の電圧降下と共に暗くなってくるのがデメリットです。
利用したLED
◆ランタン部
・日亜化学工業 NS6W183AT-H3 3個 ~光束:100~110lm、Vf:3V(typ)、If:350mA~
電流制限抵抗(150mAで設計) (4.5V‐3V)/0.15A=10Ω ※3つのLEDで計450mA流れる想定。
◆ライト部
・メーカー不明 10mm砲弾型 7個 ~Vf:3.5V If:20mA 80000mcd~
電流制限抵抗(40mAで設計) (4.5V-3.5V)/0.04A=25Ω ※7つのLEDで計280mA流れる想定。
◆赤色部
・メーカー不明 FLUX型赤色LED 2個
LEDに合わせて電球がついていた部分を切り外しリフレクタを削りました。仕上げが雑ですね。隙間ができてしまいました。
赤色LED部分。FLUX型を採用しました。リードフレームが4本ついており、発光素子を覆うドーム型のクリア樹脂が特徴です。電球がついていた部分からLED取り付け部分まで端子を伸ばしてはんだ付けしました。
ランタン部分。電球がついていた部分を削り、フラットな状態にし、LEDと抵抗を端子にはんだ付けしました。
点灯
ライト部分。定格20mAに対して、倍の40mAオーバードライブです。明るさが2倍になるわけではなく、あまり変わりませんでした。
ランタン部分。白いカバーで光が拡散して広範囲を照らします。
赤色LEDがオレンジ色のカバーを通り、さらに色が濃くなって見えます。ギザギザ模様で光が拡散してますね。赤いライトの使い道って、ぱっと思いつかなかったんで調べてみたら、天体観測で利用されるみたい。目が暗闇に慣れる暗順応。まぶしくて暗順応を妨げない光の色が赤色と言うことのようです。天体観測はしないけど、暗闇で手元だけ照らす用途で利用できそうですね。
ランタン部はパワーLEDが3つ。とても明るいです。