2021/09/10
昨年ベビーリーフの水耕栽培に挑戦してみました。その時の記録↓↓↓
もっと簡単に、そして沢山収穫できないかという思いから、栽培装置を見直してみました。
前回のベビーリーフの水耕栽培は、スポンジの上に種を蒔く方法でした。スポンジの面積分しか種まきができないので、収穫量も限られました。
そこで、スポンジを利用せず、栽培面積を広げようという方針です。ネットの上に直接種を蒔く方法でやってみました。
準備物
- デスク整理L(栽培用のトレー・B5サイズ・ダイソー)
- 鉢底ネット(栽培層として利用・100円ショップ)
- 針金(ネットを支えるもの・約2.5m・手持ち品)
- ダスター(不織布のふきん・手持ち品)
- クリップ(ネットとダスターの固定用)
- 液肥(ハイポニカ・500倍に薄める)
栽培装置の作成
ダイソーで購入したトレー「デスク整理L」を2つ使いました。大きさはB5サイズです。底に敷く網は園芸用鉢底ネットとを利用しました(100円ショップで購入)。トレーにネットを敷くのですが、根が液肥に浸る間隔を1から2cmくらいになるように、針金を曲げて、写真のような部品を1トレーあたり5個、合計10個作りました。
鉢底ネットをトレーに入る大きさに切りました。
ネットの上に敷くダスターをカットします。ネットとダスターはクリップで留めました。
種まき
ダイソーのベビーリーフと、アタリヤのカラフルミックスを蒔き、ダスターが浸るくらい水を入れました。種まき3日後の様子。芽が出始めています。この時はまだ液肥は使わず、水のみです。ダスターが浸るくらいに水をつぎ足し、薄暗いところに置いてました。1つのトレーに70~80個ぐらいの数を蒔きました。
水耕栽培テクニックとして用いられる、種の上にトイレットペーパーをかける方法は用いませんでした。ちゃんと芽がでますし、なくても問題ありません。極力手間をかけないのが今回の目標でもあります。
発芽するまでは光は不要ですが、発芽してからは光合成が必要になりますので、日の当たる窓際の棚に移動させました。
成長記録と収穫
9日目。双葉が出そろい、本葉が出始める頃です。この段階で、水から液肥に変えました。スポンジではないのに、ちゃんと自立しています。根はダスターを突き抜け、下の液肥の層に到達しています。液肥はハイポニカを利用しています。
液肥はパイポニカを利用。付属の軽量カップではなく、スポイトを利用しています。手が汚れず、正確に測れるので便利です。
16日目。本葉が1~2枚くらいです。
21日目。屋内で日照不足なのか、思ったより成長は進みません。
33日目。やっと食べられそうなぐらいまで葉が大きくなってきました。
38日目。1回目の収穫日です。大きいものだと10cmくらいは育ちました。
第1回の収穫。このまま栽培を続けようと思っているので、根元から切るのではなく、芯を残し葉っぱのみの収穫です。
43日目。前回の収穫から5日。またすぐに大きくなりました。この頃から屋外栽培に切り替えたので、日を浴びて一気に成長した感じです。
43日で2回目の収穫。ざるかご半分くらいです。
56日目。前回の収穫から13日。外に置くようになり、日を浴びて色づき、葉が肉厚になりました。
第3回の収穫後。ちょっと混みすぎなのかなぁ。少し間引いた方がいいのかもしれません。そうすると光が多くあたり、葉が大きく育つのかも。
第3回の収穫量はベビーリーフとカラフルミックス合わせて27gでした。多いですかね?少ないですかね?市販のベビーリーフ1袋がだいたい25gから40gくらいなので、同じ位でしょうか。欲を言えばもっともっと収穫したいんですけどね。
種まきから56日間で3回収穫しました。まだまだ成長して勢いがありますので、あと1~2回収穫できるんじゃないかと思ってます。
まとめ
ベビーリーフの栽培装置、改良型は成功でした。スポンジを利用せず、栽培層に直接種まきで手間も少なく、収穫量も増えました。
スポンジだと、根が絡んでいるので、再利用は難しいですが、この栽培装置はダスターに絡んだ根をきちんと取り洗えば、すべて再利用可能です。
スポンジを使わないことで、きちんと根が絡み自立するかどうかが不安材料でしたが、問題ありませんでした。ベビーリーフは葉が大きくなる前に刈り取ってしまうので、自身の重さを支えるほどの根が絡む必要性が無いということかもしれません。
収穫量に関して言えば物足りない感じがします。屋内栽培だったので、日照不足が原因かもしれません。また密集しすぎもありそうです。そのあたりを見直して更に収穫量アップを目指したいです。