2021/09/10
花粉対策として室内物干しを作ってみた。
毎年2月頃からかな、洗濯物を外に干すと花粉がつくようになる。ひどいときは、物干し竿を拭くと、黄色いのがはっきり見えるくらいについてたりする。この状況下で干したタオル、風呂上りに体を拭いてることを想像しただけでクシャミがでそうだ。
花粉症は軽度だが、せっかく洗ったものに、花粉がつくのは良い気がしない。そのため、この季節限定で室内干ししている。これまではカーテンレールにつるしたり、ドアに引っ掛けたり、たまにコタツに入れたりして。
床に置くタイプの物干しはドーンと陣取って邪魔な気がして、購入に踏み切れない。物は置かずにすっきりとさせたかったので、壁に掛けるタイプの室内物干しを作ってみた。
外観
完成形はこちら。壁にはウォールハンガーラックがついているので、それに引っ掛けるようになっている。
さおは、竹を110cmに切ったもの。
図面
イメージ図
エクセルで作った設計図。CADではないので参考程度に。
分度器も三角定規も持ってなく、60°線を引くのに、3平方の定理を使った。イッタイニータイルートサン。ヒトナミニオゴレヤ。中学校の時だったか、意外と覚えているもんだな。基礎教養、身に着けておいて損はない。
構造
木材は1×2材を加工して作成。使わないときは、取り外して折りた畳める。作ってから感じたことは、2つとも同じ向きではなく、向き合うよう左右反転の構成にしたほうが良かったなと。
60°で開き止まる構造。木材の厚さ19mmに対して、9mm削る設計。ノミを使い手作業で削ったのでかなり大変だった。フシの部分は全くと言っていいほど刃が入らない。フシのように固くて加工が難しい部分は使わないようにするのがセオリーだが、なんせ素人なもんで詰めが甘いのだ。おかげで、作業翌日は筋肉痛。加工技術も未熟。まったくもって均等な厚さには削れてないな。まあ、上手くはまりこんで折りたためるので、ぎりぎり合格点といった出来栄えだ。
ルーターやトリマーといった、削る電動工具があればこの手の加工はきれいにできると思う。実体験として、手作業での加工はやめたほうが良い。電動工具がない場合、10mm厚くらいの木材を2つ重ね合わせるほうが加工が容易で、DIYとしては現実的だと思う。
木材を削り凹凸をつくり、金具をまげて壁に引っ掛ける仕組み。下側はピタッとシートを張ることで壁に傷がつかず、安定する。
この引っ掛ける凸凹構造により、地震がきても外れたり落ちたりしない。この間の大きな地震(2021/2/13と3/20)も耐えた。まあまあの耐震構造だ。
費用
- 木材 1×2材 6F 19×38×1829mm 1本 327円
- 万能プレート金具 18×86mm 2個 @74円 計148円
- 木ねじ 4本 家にあったもの
- M5ねじ 2本 家にあったもの
- 爪付きTナットM5 2個 家にあったもの
- 強力両面テープ 家にあったもの
- ピタッとシート 家にあったもの
- 合計 475円
あとがき
花粉の季節、室内物干しとしてフル稼働している。干し終わったら取り外して、片付けられるのも良いところだ。ウォールハンガーラックの耐荷重にもよるだろうが、濡れて重い洗濯物を、バンバンつるしてもびくともしない。カーテンレールに干してた時は、まだいけるかなと気にしながらだったからね。冬の室内干しは、早く乾くし加湿効果もあり一石二鳥。
DIY素人がつくっているので、出来栄えは良いとは言えない。何とか使える形に仕上がったのが本当のところ。左右同じ向きではなく、反転構成にしたほうが見栄えが良かったなと感じている。