2021/09/10
2009年頃に作った過去作品の紹介です。ナショナルのハロゲン強力ライトBF-792をHID化してみました。とにかく明るいライトを作りたくて、LEDの明るさでは物足りず、ついに大光束の自動車用のHIDに手を出してしまいました。利用したランプは35W3300ルーメン自動車用HIDです。
注意
本改造はバーナー部の高温、バラスト部の高電圧など危険が伴います。同じ事を真似して何かあっても自己責任で。
電源は外部バッテリーから供給する仕組み。この構成を見た友人は、えっ!ライトの意味ないじゃん!?と。そう、おっしゃる通りで、明るいライトを作りたいというただの自己満足作品となっております。
以前バイク用の小型バッテリー(FTX5L-BS)があったのでそれを利用していましたが、手元に無いので、今回は撮影用に車用55D23L-Cを準備。小型12Vのバッテリーを準備できれば、リュックに入れたり、ベルトに固定する等してある程度実用的に使えます。
細部紹介
元々ついているプラスチック製のリフレクタではバーナーの熱で、変形し溶けてしまうので、アルミ漏斗を加工しリフレクタにしました。またアクリル製レンズも熱で変形してしまうので、ポリカーボネート製に交換して、耐熱性を持たせております。バーナーとアルミ製リフレクタは耐熱パテで固定。とにかく熱くなるので、溶ける材料は使えません。ワイド照射ではなく、スポット照射にしたかったので、リフレクタとバーナーの固定位置を微調整しました。
ちなみに、このHIDランプはヤフオクで購入。バーナー、バラストセットで1000円位でした。タイプはD4S。
電源供給用DCジャック。外形5mmの汎用的なものを利用しました。ライトの本体の中にバラストを固定しております。手持ちの12V4AのACアダプタで点灯させると、電力不足なのか、点滅してしまいます。おそらく実際の消費電力は50W以上ではないかと思います。
スイッチもオリジナルのものから、35Wに耐えるものに交換しました。
点灯
いつも撮影している同じ条件f2.0、1/30秒、ISO400で壁のカレンダーを撮影してみました。明るすぎて何も映りませんでした(^^)。3300ルーメンあるので、部屋のシーリングライトをつけている位明るいです。
比較用に同じ条件での1WクラスのLEDライトです。全然明るさが違いますね。
前方から。もはや何の写真かわかりません。
消灯直後のバーナー。ガラスが青くなっています。
土手にて遠くを照らしてみました。約200m先にある反射看板の照り返しが確認できました。実際は300mぐらいまでは光が届いているのではないかと思います。
対岸を照射。100mぐらいはあると思いますが十分に光が届いてます。
土手のやぶを照射。外でこの明るさは頼もしいです。照らすのが楽しくなってきます。
バッテリー持ち歩くのホント重くて大変だった・・・。